課題名 | 31.中山間地域における産地マーケティングに基づく特産的高付加価値農産物の生産技術 (2)体系化実証試験2)特産的農産物の経営的評価 |
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研究機関名 |
秋田県農業試験場 |
研究分担 |
経営計画部 |
研究期間 | 完H12~15 |
年度 | 2003 |
摘要 | 目的:体系化実証試験で検討されている各種技術の経営・経済的評価を行い、対象地における技術導入・普及のための条件と課題を明らかにする。本年度は、コゴミの促成栽培の経営評価、鉢植え食用ホオズキの営農試算を行い、特産作物の産地システムを作成する。方法:1)対象作目:コゴミ、鉢植え食用ホオズキ。2)JA、K村役場、統計資料解析。農家聞き取り調査。結果:1)コゴミの経営改善では、優良株の確保と、効率的な管理で、総体収量と3月までの出荷率向上が経営改善のポイントである。2)鉢植え食用ホオズキの営農試算では、種子繁殖で矮性・小果・着果数の多いグランドチェリーが、挿し木繁殖、中果のフィサリスよりも、労働時間、経営費が少ない。3)中山間地域における、特産作物の産地化における、新作物・新品種導入では、「試作」、「技術体系の確立」が必要となる。新たな生産の取組では、対応が難しい育苗を補完し、苗を供給する役割も重要である。対象地域では、この役割を試作支援センターが担っている。産地育成では、生産農家・生産者組織が支援機関と情報の共有化、目標の統一、栽培協定を実施する産地体制を確立することにより、中山間地域における個性的な特産作物産地化が推進される。 |
研究対象 | コゴミ、ホオズキ |
戦略 | 園芸、農山漁村 |
専門 | 経営 |
部門 | 野菜 |
カテゴリ | 育苗 経営管理 高付加価値 挿し木 出荷調整 新品種 中山間地域 繁殖性改善 ぶどう ほおずき |