31.中山間地域における産地マーケティングに基づく特産的高付加価値農産物の生産技術　（２）体系化実証試験3)特産的農産物の生産流通システムの実証

• 研究機関名: 秋田県農業試験場
• 研究分担: 経営計画部
• 研究期間: 完H12～15
• 年度: 2003
• 摘要: 目的：対象地では、食用ホオズキの特産化を図るに際し「鉢植え食用ホオズキ」の商品化を目指している。そこで、一般消費者と浅草ホオズキ市の購入者を対象とし、目指すべき商品形態等を明らかにする。方法：1)秋田農試消費者モニターを対象とした(フィサリス)管理体験調査。2)浅草ホオズキ市(グランドチェリー)の購入者を対象としたアンケート調査。結果：1)「鉢植え食用ホオズキ」(フィサリス)の満足度を、「満足」＝4，「やや満足」＝3，「やや不満」＝2，「不満」＝1でみると、総合的満足度は、2.6である。年代別には、50代以上が2.3と比較的低い。項目別では、「鉢デザイン」、「育てやすさ」が3.0以上とやや高い。「鉢の大きさ(4号)」の満足度が2.6で最も低く、特に50代で2.2と低い。モニターの自由回答による、問題点、意見では、花、果実の不足が29％と最も多く、生育、栽培管理に問題がある解答が多い。鉢が小さく植物とのバランス不良との指摘も26％と多く、(2)とあわせ、鉢の大きさ、または植物体の小型化が課題である。2)浅草ほおずき市の「鉢植え食用ホオズキ」(グランドチェリー)の購入者が2，3週間管理後の調査では、「鉢の大きさ」、「鉢のデザイン」、「草姿」の満足度は高いが、育てやすさの満足度が低く、簡易で理解しやすい説明書が必要と思われる。
• 研究対象: 共通
• 戦略: 園芸、農山漁村
• 専門: 経営
• 部門: 野菜
• カテゴリ: 経営管理 高付加価値 栽培技術 中山間地域 ぶどう ほおずき