課題名 |
46.ファイトレメディエーションの現地実証事業 |
研究機関名 |
秋田県農業試験場
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研究分担 |
生産環境部
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研究期間 |
新H15~17 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:土壌汚染対策ではこれまで恒久対策として客土工事を実施してきたが、これに替わる対策として植物を用いた環境修復技術(ファイトレメディエーション)が注目されている。ここでは修復植物としてイネを供試し、現地ほ場において大面積で実施し、修復状況をモニタリングすると共に収穫物の処理法の検討や客土事業のコストと比較してファイトレメディエーションの実証をおこなう。方法:1)調査ほ場:13か所(4.68ha/42筆) 2)土壌条件:礫質灰色低地土(8か所)、細粒グライ土(5か所) 3)供試品種:トヨニシキ/ふくひびき(混播) 4)耕種条件:育苗、本田管理は農家慣行、ただし中干し以降は節水気味の管理を行い、8月中旬に完全落水。結果:(1)調査ほ場は作土下層に礫を富むほ場が多く、また粗粒質だが排水不良なほ場など土壌条件は多様であった。(2)Cd収奪量の初年度目標は100g/haとしたが、達成できたのは1か所のみであった。土壌Cd濃度と植物体Cd濃度あるいは吸収量には関連は見られなかった。排水性が不良なほ場ほどイネのCd吸収量が小さい傾向が見られた。
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研究対象 |
水稲
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戦略 |
環境
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専門 |
土壌肥料
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部門 |
水稲
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カテゴリ |
肥料
育苗
コスト
水稲
土壌管理技術
排水性
品種
モニタリング
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