課題名 |
枝物花木の栽培法と高品質安定生産技術の確立 (1)枝物花木の栽培と促成技術の確立 (2)切り枝の品質保持技術の確立 |
研究機関名 |
山形県立園芸試験場
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研究分担 |
野菜花き研究部
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研究期間 |
継H12~16 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的、計画:・新規枝物花木の栽培法と促成技術を開発する。本県特産のさくらについては、早期成木化のための整枝法と安定した促成技術を明らかにする。・品質向上のため、新規花木等の花持ち性を向上させるポストハーベスト技術を開発する。期待される成果:本県で特産化の図れる枝物花木の技術開発がなされる。得られた成果:・ライラック:高木仕立ての整枝時期は3月上旬以前である。「Annabel」など6品種を有望品種とした。切り枝を用いた促成は可能性がある。鮮度保持を図るためのSTSの濃度は、薬害の点から5℃で0.8mM、常温で0.4mM以内である。・シンフォリカルポス:30本/樹の仕立て本数で収量が高い。折り曲げ法で3週間出荷を抑制でき、作期拡大技術としての可能性が高い。・さくら(啓翁桜):低温と休眠覚醒に年次、産地間差があり、10月に低温が多い場合は休眠覚醒に必要な低温量は多くなった。しかし、いずれの年、産地とも12月下旬からの出荷が可能である。ジベレリンを用いた新しい枝促成法のコスト増は、2.3~4.4円/本、花色が濃くなり品質が向上する。促成時の水揚げ改善コストは、10円/本程度である。・あじさい「アナベル」:消雪を遅らせることで1週間抑制可能である。 ・ビブルナム:切り枝を用いた促成は困難である。HQS等の前処理は、花持ちを3~4日延長する。成果の受け渡し先:普及指導資料
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研究対象 |
ライラックさくら、シンフォリカルポス等
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戦略 |
園芸
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専門 |
栽培生理
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部門 |
花き
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カテゴリ |
あじさい
コスト
さくら
出荷調整
シンフォリカルポス
ビブルナム
品質保持
品種
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