課題名 |
黒毛和種去勢牛における肥育期間短縮時の前期粗飼料水準が発育及び肉質に及ぼす影響 |
研究機関名 |
栃木県畜産試験場
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研究分担 |
畜産技術部肉牛研究室
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研究期間 |
完H13~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
本県の肥育期間は平均23.3か月間で、全国的に見ても長い傾向にある。これは、出荷月齢にすると33か月齢に相当するが、当場企画経営部において経営のシミュレーションを行ったところ、27か月齢で出荷するのが最も収益性が高いことが明らかになった。 しかし、肥育期間を短縮し適正時期での出荷を推進するためには、肥育農家の収益性を減少させることなく27か月齢で肥育が完了できる高品質牛肉生産技術を体系化することが必要である。また、食糧自給率向上を図るため自給粗飼料の積極的活用も期待されていることから、粗飼料の給与水準を考慮した技術の体系化を目的として試験を実施している。 肥育中期終了時までの結果では体重および1日当たり増体量は、粗飼料少給区のほうが発育に優れていた。また、本試験では粗飼料として飼料イネホールクロップサイレージ給与しているが、血漿中ビタミンA濃度の調査結果から、飼料イネホールクロップサイレージ15%を利用した場合でも、ビタミンコントロールは可能であると考えられた。
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研究対象 |
肉用牛
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戦略 |
畜産
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専門 |
飼養管理
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部門 |
牛
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カテゴリ |
経営管理
飼育技術
出荷調整
肉牛
肥育期間短縮
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