課題名 |
12.農業機械・施設の性能・利用法試験 (3)籾すり機等を利用したギンナン殻割り法の検討 |
研究機関名 |
群馬県農業技術センター
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研究分担 |
機械施設グループ
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研究期間 |
完H15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
県内中山間畑地を中心に大粒系品種のギンナンが栽培され、収穫量も増えつつある。収穫果は、殻付きの状態で流通しているが、一部で食材としての調理性、食品としての差別化等から、殻むき果に対する要望があり、需要増が見込まれている。殻むき果にするには、現行ではプライヤなどを使い手作業で一個ずつ処理するが、能率が劣り、手・指も疲労する。そこで、坪刈り用籾すり機のロールクリアランスとファン選別部を改良して、損傷が少なく高能率に処理でき、しかも女性や高齢者でも取り扱いやすい簡易な殻割り機を開発した。開発機の殻むき時間は、kg当たり50分程度で、手作業の倍以上の能率が得られ、作業者の負担も少なかった。その品質の内訳は、良品果が92%、損傷果が8%で、手作業に比べ良好であった。選別部のファン回転数を1.5倍にしたところ、割った殻がほぼ機外に放出され、収納箱内には残らなかった。
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研究対象 |
ギンナン
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戦略 |
機械開発
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専門 |
農業機械
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部門 |
果樹
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カテゴリ |
機械開発
中山間地域
品種
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