ウメの簡易栄養診断に基づく着果負担軽減のための樹体管理技術の確立

課題名 ウメの簡易栄養診断に基づく着果負担軽減のための樹体管理技術の確立
研究機関名 福井県園芸試験場
研究分担 果樹研究グループ
研究期間 継H12~21
年度 2003
摘要 (1)簡易な樹体栄養診断法を利用したネット収穫の樹体に及ぼす影響の解明 着果量や収穫時期などの着果負担の異なる樹の葉内無機成分および枝、根中の貯蔵養分の時期的変化を継続して測定している。無機成分のひとつウ素のRQフレックスを使った栄養診断法は簡易でなく分析精度も低く実用化は困難であった。(2)適正な着果のための収量構成要素指標の作成 手もぎ収穫やネット収穫など収穫時期、方法を変えて収穫し、栄養状態や生育の比較を2か年間継続して行った。ネット収穫は青梅収穫始め(6月上旬)の2倍の果重になるため、単収は向上するが、樹体への負担も大きいことが予想される。しかし、2か年では樹体の無機養分と収穫時期の関係に一定の傾向はみられていない。(3)収量構成要素指標に基づく適性着果栽培管理技術の開発 過去のデータから収量構成要素指標を作成し、暖冬で不完全花が高くなること、結実率は開花期の気象以外の樹体要因が深く関与していることが推察された。また、摘果時期や着果量を変えた管理が収量や品質、樹体に及ぼす影響を調査中で、着果基準は幹断面積が比較的有効であった。花芽着生に及ぼす立ち枝側枝密度と光環境の関係についても人工群落により検討した。果実生長程度を把握するために果実径の果重推定法を確立した。一次加工収穫適期の判定指標となる硬核期の判定基準としてフロルグルシン塩酸反応による内果皮の染色程度が実用的であった。
研究対象 ウメ
戦略 園芸
専門 栽培生理
部門 果樹
カテゴリ うめ 栄養診断 加工 管理技術 栽培技術

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