課題名 |
基幹作物の土壌及び施肥の改善 |
研究機関名 |
長野県南信農業試験場
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研究分担 |
病害虫土壌肥料部
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研究期間 |
継S62~ |
年度 |
2003 |
摘要 |
・ナシ「幸水」の年間窒素吸収量は14.2kgN/10aと計算された。そのうち、新生部位は8割で、旧部肥大部位は2割の配分であった。新生部位の中では新梢への分配が全体の38%と多く、次いで落葉中に25%であった。年間吸収相当量のうち翌シーズンに繰り越される樹体蓄積量は吸収量の14%(2.0kgN/10a)であった。また、重窒素による施肥由来の窒素吸収量は、約3kgで年間窒素吸収量のうち2割は施肥窒素からで、残りの8割は土壌から供給されると考えられた。 ・ナシ「幸水」に対する有機質肥料(ナタネ油粕、蒸製骨紛)を15年間元肥に連用したが、収量、樹体生育及び果実品質は化学肥料と同等であった。一方、有機質肥料を連用した果実中の窒素安定同位対比δ15N値は、化学肥料より高く、果実中δ15N値を分析することにより、施肥窒素が有機か無機かの推測が可能と考えられた。・ブルースターの循環型養液栽培用の培地として、市販園芸培土と籾殻くん炭を1:1で混合した培地は切り花収量が多く、培地中の水分・透水性も適切で、特定養分の吸着等のマイナス要因がみられず、循環型養液栽培に適した培地であった。 ・水稲に対する施肥の省力化技術:溶解度の高い新珪酸資材をコーヒー粕、ビール粕、コーン粕等の有機物と混合造粒した資材の施用効果を3年間検討したが、有機添加の効果は認められなかった。 ・市田柿の6月の窒素追肥は、8月追肥よりも1新梢当たりの着花数が多くなる傾向がみられ、果実中の窒素含量も高まった。
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研究対象 |
共通
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戦略 |
環境
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専門 |
土壌肥料
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部門 |
共通
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カテゴリ |
土づくり
肥料
省力化
施肥
土壌管理技術
なたね
ブルースター
養液栽培
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