課題名 |
遺伝子導入による環境ストレス耐性効果の確認 |
研究機関名 |
京都府農業資源研究センター
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研究分担 |
応用研究部
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研究期間 |
完H10~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
本研究では活性酸素を除去する酵素やストレス耐性遺伝子の発現にかかわる遺伝子をトレニアに導入し、ストレス耐性や生育特性について評価する。活性酸素消去系酵素である細胞質型スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)と細胞質型アスコルビン酸ペルオキシダーゼ(APX)の遺伝子をそれぞれ導入したトレニアから、導入した遺伝子が過剰に発現している系統を選抜し、非閉鎖系区画での試験を行った。 夏期の栽培では、野生型と比較してSODを過剰に発現している系統において栽培期間中の開花数が増加する傾向が認められた。栽培終了後の生体重および乾物重は遺伝子導入系統と野生型で顕著な差は認められなかった。 冬期の栽培では、遺伝子導入系統のストレス耐性の向上は認められなかった。また、複数のストレス耐性遺伝子の発現を誘導するDREB1A遺伝子を導入したトレニアについてストレス耐性を評価したところ、耐凍性と耐乾性の向上が認められた。
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研究対象 |
トレニア
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戦略 |
作物育種
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専門 |
育種
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部門 |
花き
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カテゴリ |
育種
トレニア
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