課題名 |
花器官や草姿等の形態を改変した花き新品種の育成 |
研究機関名 |
京都府農業資源研究センター
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研究分担 |
応用研究部
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研究期間 |
継H14~17 |
年度 |
2003 |
摘要 |
花き園芸植物の花器官や花序形成に関する遺伝子を単離、改変することにより、遺伝子の機能や効果を明らかにし、八重咲きや多花性等の園芸的付加価値を持った新品種育成に役立てる。イネMADS box遺伝子をペチュニアに導入し、抗生物質に抵抗性を持つと思われるカルスから不定芽を得ることができた。また、ユリについて遺伝子導入系確立のため、カルス誘導条件の検討を行った。ピクロラム添加のMS培地に雌蕊と子房壁を置床し、暗黒条件下でカルスが得られた。また、2mg/lピクロラム添加のMS培地にシンテッポウユリ「雷山1号」、「雷山3号」、「さきがけ雷山」の種子を無菌播種し、カルス誘導を試みたところ、発芽しつつある種子の根の基部が脱分化し、カルスを形成した。これらカルスをホルモンフリーの培地へ移植することにより、不定芽を再分化させることができた。また、再分化系が確立できたトルコギキョウについて、EHA105(pIG121/Hm)を用いて遺伝子導入 条件の調査を開始した。また、京都府の花として指定されている嵯峨ギクについて、バイテク育種の基盤となる形質転換系を確立する。前年度までに確立した形質転換系を用いて、わい化を引き起こすことが知られているrol遺伝子の導入を試みた。その結果、Agrobacterium rhizogenes A-13を用いてrol遺伝子群導入個体を2個体、また、A. tumefacience LBA4404を用いてrolC導入個体を14個体得た。
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研究対象 |
共通
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戦略 |
作物育種
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専門 |
育種
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部門 |
花き
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カテゴリ |
育種
新品種
新品種育成
抵抗性
トルコギキョウ
播種
ペチュニア
ゆり
わい化
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