PGF2α-エストラジオール投与による発情誘起とヨード剤同時注入の検討

課題名 PGF2α-エストラジオール投与による発情誘起とヨード剤同時注入の検討
研究機関名 奈良県畜産技術センター
研究分担 飼養管理係
研究期間 完H14~15
年度 2003
摘要  子宮環境の改善には抗生剤やヨード剤の子宮内薬液注入が用いられてきたが、抗生剤では耐性菌の出現や抗菌スペクトル範囲等により完全な効果をあげることができない。また従来ヨード剤は殺菌効果に優れているが、注入後より次回発情まで期間をおいてAI等を実施されていた。繁殖期間の短縮を図るため、発情誘起処置と同時に注入しその受胎性について検討した。<方法>預託牧場に繋養されるホルスタイン種未経産牛の内、受胎性が劣り繁殖回数の多いものや、粘液混濁等子宮内膜炎を疑われるものに実施。<結果> ・発情誘起時間はPG単独投与では、スタンディング発情の平均開始時間は投与後60h.で73h.後に終了、E2併用投与ではそれぞれ41h.と54h.であり、誘起時間が早く、発情も明瞭で、検出率も高い。・受胎率は、自然発情がAIで54.3%、ETで41.8%に対し、PG単独投与はそれぞれ50.0%、54.5%、PG-E2投与は46.2%、43.5%、CIDR処置はETのみの実施で35.1%、ヨード剤同時注入ではそれぞれ42.9%、40.0%であり良好な成績であった。・ IN VITROにおいては通常子宮内薬液注入に用いるヨード剤濃度(2%)の4倍希釈までは瞬時に凍結融解精子は死滅したが、8倍希釈では融解後5分までは生存するものが認められ、16倍希釈では生理食塩水コントロールとほぼ同様の傾向を示した。・ET用のノースガンを改良し、子宮内薬液注入器を作成したが、未経産牛にも容易に挿入でき、注入作業全体の効率化が図れた。
研究対象 牛(共通)
戦略 畜産
専門 繁殖
部門 牛
カテゴリ 抗生剤 耐性菌 繁殖性改善

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