課題名 |
売れる米つくりのための病害虫管理技術の確立 (2)斑点米カメムシ類の効率的防除法の確立 |
研究機関名 |
鳥取県農業試験場
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研究分担 |
環境研究室
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研究期間 |
H13~17 |
年度 |
2003 |
摘要 |
(1)クモヘリカメムシおよびホソハリカメムシに対して、粒剤の処理によりカメムシ類の生息数が少なくなる傾向であったが、その程度は対照薬剤のトレボン粉剤DLより低かった。また、斑点米抑制効果も認められたが、その程度は対照のトレボン粉剤DL処理区よりは低かった。(2)ネオニコチノイド系粉剤のアカスジカスミカメ優占ほ場における防除効果を検討した結果、スタークル粉剤DLおよびダントツH粉剤DLの出穂期~出穂7日後の1回散布により、優れた殺虫効果および斑点米抑制効果が認められた。その程度はトレボン粉剤DLの出穂後1回散布より高く、トレボン粉剤DLの出穂後2回散布と同程度であった。(3)ネオニコチノイド系粉剤のクモヘリカメムシ優占ほ場における防除効果を検討した結果、スタークル粉剤DLおよびダントツH粉剤DLの出穂期7日前散布より殺虫効果および斑点米抑制効果が認められたが、その程度はトレボン粉剤DLの出穂後1回散布より非常に低かった。一方、出穂期1回散布により殺虫効果および斑点米抑制効果が認められた。その程度はトレボン粉剤DLの出穂後1回散布より高かったが、トレボン粉剤DLの出穂後2回散布と比較するとその程度はやや劣った。また、出穂7日後1回散布により殺虫効果および斑点米抑制効果が認められた。その程度はトレボン粉剤DLの出穂後1回散布より高く、トレボン粉剤DLの出穂後2回散布の効果とほぼ同程度であった。(4)アカスジカスミカメ未交尾雌成虫は本虫の雄成虫を誘引するために性フェロモンを放出していることが明らかとなった。
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研究対象 |
水稲
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戦略 |
環境
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専門 |
虫害
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部門 |
水稲
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カテゴリ |
アカスジカスミカメ
害虫
カメムシ
管理技術
くり
水稲
性フェロモン
斑点米
斑点米カメムシ
防除
薬剤
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