課題名 | 水田園芸高度化技術の確立 |
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研究機関名 |
鳥取県園芸試験場 |
研究分担 |
果樹 河原 野菜 |
研究期間 | 継H12~19 |
年度 | 2003 |
摘要 | 水田の不良条件に対応した根域管理技術と早期増収技術を確立するため、ナシの植え付け畝幅、パーライト混和量および整枝法と樹体生育との関係を調査した結果、2本苗二分形は旧枝長が長く、かつ新たに発生する新梢も多いことから、早期樹冠拡大、早期着果部位確保に有効であった。また、畝立てを行うことにより、高品質な果実生産が期待できると考えられ、2本苗利用改良二分形整枝樹の収量が多いことから、この整枝法を取り入れることにより早期増収が見込めると考えられた。 西条カキのポット栽培による早期多収栽培法を検討した結果、ポットが大きいほど苗木の生育は良く着果数も多かった。また、エチレン作用阻害剤である1-MCPを用いて出荷初期に発生が多く見られる脱渋中の軟果を抑制する効果を検討した結果、脱渋時の軟化抑制効果ははっきりしなかったが、脱渋後の日持ち性は処理量25mg、50mgの効果が高かった。 本県にあった養液土耕栽培の給液方法を検討した結果、トマトは、施肥窒素量を慣行区の半量とした場合でも、慣行区との生育の差はみられず、収量は、養液土耕区が慣行区を大きく上回った。甘長トウガラシの総収量は窒素60%区が、慣行区を上回ったが、両区とも、収量が少なく再検討が必要と考えられた。 イチゴ‘とよのか’及び‘章姫’を供試し、高設栽培方式を検討した結果、a当たり上物果重はNFT区が多く、田布施区と福岡改良区は同程度であった。また、鳥取県に適する品種を選定するめ、品質・収量等を比較検討した結果、‘章姫’、‘アスカルビー’が多収であったが、いずれも果実品質に問題が認められた。 |
研究対象 | ナシ、カキ、イチゴ、メロン |
戦略 | 園芸 |
専門 | 栽培 |
部門 | 果樹、野菜 |
カテゴリ | いちご かき 管理技術 出荷調整 水田 施肥 とうがらし トマト 品種 メロン |