中山間地特産野菜の生産性向上技術と新たな園芸品目の開発

課題名 中山間地特産野菜の生産性向上技術と新たな園芸品目の開発
研究機関名 鳥取県園芸試験場
研究分担 日南
研究期間 継H15~19
年度 2003
摘要 夏秋トマトにおいて緩効性被覆肥料を用いた肥培管理技術を検討の結果、緩効性被覆肥料で栽培すると省力的で収量が高くなると考えられた。ただし、肥効が140日程度のものは本作型では9月以降の肥効が劣ると考えられた。県内中山間各地域の夏ネギ施肥基準を比較の結果、収量は生育後半に追肥の多い関金が最も優れた。中山間地域の夏どり作型は4月定植のポット栽培が主流であるが、春先の低温により初期生育が遅れ、高単価の盆前に出荷が困難な状況である。ここでは盆前(8月上旬)にL規格以上を多く収穫するための育苗方法と栽植密度について検討の結果、栽植本数を減らすことが有効と考えられ、育苗コストとのバランスを考慮すると、プラグ育苗5粒まきの15~20cm間隔で定植するのが良いと考えられた。また、適品種を選定の結果、夏ネギ早期収穫作型には‘夏扇3号’が最も適していると考えられた。白ねぎ栽培における堆肥施用の効果と適切な施用方法について連続栽培2年目の検討の結果、堆肥施用の効果は判然としなかった。ホウレンソウの4、5月播種作型の品種比較、選定を行った結果、4月播種は‘アクティブ’、‘アクティオン’などが有望と考えられた。5月播種は‘アクティオン’が比較的良好であった。6月播種は‘アクティオン’、‘シュマイザー2’、7月播種は‘アクティオン’、‘プリウス’、‘サンライズ’が有望と考えられた。8月播種作型では耐暑性を有する品種の中で、生育の早い品種は‘ビリーブ’、‘イーハトーブ’が、生育の遅い品種は‘アクティオン’が有望と思われた。夏秋ピーマンの省力的で安定した収量が得られる整枝法及び栽植密度を‘京波’を用いて検討の結果、平坦部に比べ栽培期間が短い中山間地では、極端な整枝や摘芯を行うと株当たり収量が低下した。栽植密度は慣行に対しやや密植(株間40cm)で所得が高くなると考えられた。高冷地のダイコンの5月下旬播種作型における品種選定を行った結果、すべての品種で品質面に問題があり、推奨品種の選定は出来なかった。夏どりダイコン栽培におけるマルチ資材の実用性について検討の結果、今回使用した紙マルチは、耐久性に問題があった。生分解性マルチは耐久性、除草効果、すき込み易さの点で実用的であるが、夏ダイコンに使用するには、さらにマルチの色と地温抑制効果についての検討が必要であると考えられた。本県中山間地におけるブロッコリの6、9月どりの適品種と播種適期を検討の結果、6月出荷における播種適期については、花蕾肥大期の気象条件による影響が大きいため、特定できなかった。品種については最も品質の良い‘ピクセル’でも品質的に問題があった。9月出荷作型においては7月1日播種の‘ピクセル’が最も有望と考えられた。
研究対象 共通
戦略 園芸
専門 栽培
部門 野菜、花き
カテゴリ 病害虫 肥料 育苗 コスト 栽培技術 出荷調整 除草 施肥 だいこん 耐暑性 中山間地域 トマト ねぎ 播種 ピーマン 肥培管理 品種 ブロッコリー ほうれんそう

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