課題名 |
大粒系ブドウ(安芸クイーン等)の不発芽解消技術の確立 |
研究機関名 |
広島県農業技術センター
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研究分担 |
果研
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研究期間 |
継H13~17 |
年度 |
2003 |
摘要 |
1 不発芽の要因解析 1) 不発芽の実態把握 主枝育成時の光条件は,芽の壊死に影響を及ぼしているが,反射マルチを用いた補光では芽の壊死を減らすのに十分ではなかった。また,フラスターの散布は芽の壊死を増加させることが明らかとなった。2 均一な結果枝確保技術の確立 1) 主枝管理技術の確立定植1年目の減肥および定植2年目主枝長の違いにより,発芽率および果実形質に大きな差はみられず,明確な傾向はなかった。定植1年目の減肥により発芽日・展葉日は早くなり初期の生育は優れるが,6月以降は慣行の生育が良好となることが明らかとなった。主枝長が2.2mでは他の主枝長に比べて強樹勢となり,2年目の肥培管理が難しくなる。 2) 窒素剤等の利用主枝基部に窒素剤を塗布すれば,塗布部位の発芽日は早くなるが発芽率に大きな差はないことが明らかとなった。また,主枝全体に窒素剤を塗布すると展葉率が低くなり花穂数も減少することが明らかとなった。 3) 枝梢管理による好適結果母枝育成技術の確立前年度の生育の悪かった新梢 (長さ30cm以下)を結果母枝にした場合,若干果実形質が悪くなるが,新梢は正常に生育し,その翌年には正常な結果母枝となることが明らかとなった。定植2年目の新梢伸長量を揃えるために慣行の芽かき処理を行った後,近接の新梢より強勢な新梢を本葉5葉展葉時に5節で摘心すれば,果実形質に影響を及ぼすことなく,勢力の揃った新梢を確保できることが明らかとなった。
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研究対象 |
ブドウ
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戦略 |
園芸
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専門 |
栽培生理
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部門 |
果樹
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カテゴリ |
管理技術
栽培技術
光条件
肥培管理
ぶどう
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