野菜・花き類に発生する昆虫媒介性ウイルスの総合防除技術の開発

課題名 野菜・花き類に発生する昆虫媒介性ウイルスの総合防除技術の開発
研究機関名 広島県農業技術センター
研究分担 環境制御
研究期間 継H15~17
年度 2003
摘要 1 農業生態系における作物・雑草・媒介虫・ウイルスの相互関係の解明 閉鎖系実験からミカンキイロアザミウマとヒラズハナアザミウマは餌の奪い合いによる競合作用があることを明らかにした。キク感染親株および挿し穂においてTSWVは局在し,下位茎葉における検出率が高いため,感染率の測定は複数の下位茎葉を混合して検定する必要性を明らかにした。感染親株から挿し穂への伝染率は約20~50%であり,感染親株からの採穂が本圃におけるTSWVの第1次伝染源となることを明らかにし,感染親株の除去,親株の選抜,管理の重要性を示した。2指標植物を用いたウイルス病の早期発見技術の開発 ペチュニア品種‘ミリオンベル・チェリーピンク’は,TSWVの汁液接種およびウイルス保毒ミカンキイロアザミウマによる吸汁加害のいずれに対しても,褐色の局部病斑を多く形成することが明らかとなり,TSWVの指標植物として利用できる可能性が示唆された。3物理的・耕種的手法によるウイルス病防除技術の開発 加温施設電照ギクの畝外側にバーベナを移植した場合,キクのミカンキイロアザミウマの発生量は無処理区に比べ著しく抑制され,本虫が媒介するキクえそ病(TSWV)の発生は無処理区の1/7以下に抑えることができた。このことから,施設ギク栽培においてバーベナ移植はTSWVを抑制するトラップ植物として有望であることが判明した。さらに,膜割期以降のキクにおけるミカンキイロアザミウマの発生量とTSWV保毒虫率は対象区と同等であり,キクの膜割期以降バーベナからミカンキイロアザミウマがキクに戻っていると推察された。
研究対象 ピーマン・キク
戦略 園芸・環境
専門 病害
部門 野菜・花き
カテゴリ 病害虫 きく 雑草 総合防除技術 バーベナ ピーマン ヒラズハナアザミウマ 品種 ぶどう ペチュニア 防除

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