タイトル | 昆虫ウイルス由来遺伝子のイネへの導入と耐虫性の発現 |
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担当機関 | 滋賀県農業試験場 |
研究期間 | 1996~1997 |
研究担当者 |
近藤篤 森真理 渡辺健三 北村治滋 |
発行年度 | 1996 |
要約 | イネに昆虫の顆粒病ウイルス由来 Viral Enhancing Factor 遺伝子を導入し耐虫性の付与を試みた。シロイチモジヨトウに組換えイネを摂食させた結果、生育遅延や羽化率の低下及び核多角体病ウイルスの感染率の向上などの現象が認められた。 |
背景・ねらい | 昆虫の顆粒病ウイルスに存在する Viral Enhancing Factor (VEF) 蛋白質は、鱗翅目類昆虫の核多角体病ウイルスに対する感染率を高めることが明らかにされている。これは、VEF蛋白質が幼虫の中腸に作用し、囲食膜を構造的に破壊することによると推察されている。そこで、VEF遺伝子をイネに導入し、鱗翅目類に対する耐虫性付与の可能性を検討する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 現在、農林水産省農業研究センターの水田虫害研究室からイネ害虫であるアワヨトウの分譲を受け、生物検定を実施中である。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | あわ 害虫 水田 |