タイトル | ナシ黒斑病のポリオキシン耐性菌に対する薬剤の連合作用による防除効果 |
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担当機関 | 鳥取県園芸試験場 |
研究期間 | 1997~1999 |
研究担当者 |
安田文俊 渡辺博幸 |
発行年度 | 1997 |
要約 | ナシ黒斑病のポリオキシン耐性菌に対し、Gisi et al.の方法で薬剤の連合作用による効果を評価した結果、イミノクタジン酢酸塩・ポリオキシン混合剤では相乗効果が、また有機銅・ポリオキシン混合剤では相加効果が認められ、高い防除効果を示す。 |
背景・ねらい | 現在、鳥取県内におけるナシ黒斑病菌のポリオキシン耐性菌検出率は80%以上となっており、ほとんどの分離株で高度または中等度の薬剤耐性が認められている。このため、ポリオキシン耐性菌に対する防除対策として、ポリベリン水和剤などの混合剤を使用するか、有機銅剤、ジラム・チウラム剤との混用を行って防除の強化をはかっている。しかし、複数成分を含む薬剤の作用機作については不明な点が多いことから、これらの薬剤の連合作用について検討を行い、薬剤耐性菌に対する防除対策の資料とする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 鳥取県内のポリオキシン耐性菌の検出率は高く、耐性菌に対して安定した防除効果を得るため、防除薬剤として相乗または相加効果のある薬剤を使用する必要がある。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 耐性菌 日本なし 防除 薬剤 薬剤耐性 |