タイトル |
冬季花壇用苗物の栄養繁殖系有望品目と作型開発 |
担当機関 |
京都府農業総合研究所 |
研究期間 |
1999~1999 |
研究担当者 |
土橋 豊
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発行年度 |
1999 |
要約 |
冬季花壇用苗物の有望品目として、花壇用苗物の主品目である秋出荷パンジー・ビオラと作業分散が可能で、同時期に出荷でき、耐寒性がある栄養繁殖系6品目を選定し、その作型を開発した。
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背景・ねらい |
近年のガーデニングブームの中で、冬季花壇の主役であるパンジーやビオラとともに植付け可能で、装飾性を高めることができる品目が求められている。そこで、生産規模拡大と新たな需要拡大を図るため、11月中下旬出荷パンジー・ビオラの作業と競合することなく作業分散が可能で、同時期に出荷でき、耐寒性がある栄養繁殖系の有望品目と作型を開発する。
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成果の内容・特徴 |
- 11月中下旬出荷のパンジー・ビオラの慣行作型を、8月上中旬は種、9月中旬鉢上げと想定し、作業が競合せず、出荷時期が同じで、耐寒性があることを選定基準として、栄養繁殖系の有望品目を6品目選定し、その特性(表1)と開発した作型(図1)を示す。
- 耐寒温度は、露地栽培において、低温による葉や株の障害が0~20%以下で、その後の生育・開花、観賞性に影響がない最低温度を示す(表1)。
- シバザクラは鉢上げ後の10月初旬から16時間日長の長日処理を行うと、11月上旬には開花株出荷が可能となる(表2、表3)。
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成果の活用面・留意点 |
- 適品種以外の品種は、開花期や草姿、耐寒性など異なることもあり、品種選定にあたっては注意を要する。
- ヒメツルソバは耐寒性がやや弱いので(表1)、出荷市場を限定し、霜よけ程度の防寒が必要なことを利用者に知らせる必要がある。
- 加温ビニルハウス栽培により、10月中下旬からは最低温度10℃で加温を行う(図1)。徒長を防ぐため、加温時期まではハウス側窓を開放する必要がある。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
規模拡大
出荷調整
需要拡大
そば
耐寒性
パンジー
繁殖性改善
品種
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