| タイトル |
紙マルチを利用したカーネーションの増収技術 |
| 担当機関 |
兵庫県立淡路農業技術センター |
| 研究期間 |
1996~1999 |
| 研究担当者 |
宇田 明
山中正仁
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
カーネーション栽培において、慣行の有機質配合肥料の追肥を中心とした施肥体系でも利用可能な紙マルチにより、生育促進および収量増加の効果が得られる。
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| 背景・ねらい |
カーネーション栽培における光反射マルチの利用は、光環境改善による光合成の促進、高温期の地温の低下などの働きから、高い増収効果をもたらす。しかし、アルミ蒸着フィルムなどを利用した場合、新たに液体肥料による施肥体系が必要となる。そこで、慣行の有機質配合肥料の追肥を中心とした施肥体系で、光反射マルチ効果を得るため、紙マルチを利用する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 紙マルチ(農業用再生紙マルチ)を栽培ベンチに全面被覆し、フラワーネットを張り、定植する(図1)。
- 追肥は月に1回、主に有機質配合肥料を紙マルチの上から株間に施用する(総窒素施用量75kg/10a)。
- 紙マルチは無マルチに比べて、夏期の地温を最大約2℃低下させる(図2)。
- 紙マルチにより草丈が伸び、摘心後の分枝数も増加し、生育が促進される(表1)。
- 開花が早まることにより、10~12月および4~5月の収量が増加し、総収量も20%増加する(図3)。
- 栽培終了後は土壌にすき込むことが可能で、処分が容易である。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 光反射マルチとしての効果を高めるには、なるべく明るい色の紙マルチを選定する。
- 紙マルチは縮み防止加工をしたものを選ぶ。
- 紙マルチ自体に吸水性があるので、1回当たりの灌水量はやや多めに行う。
- 風雨による破れが生じる場合がある。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
肥料
カーネーション
加工
栽培技術
施肥
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