各種モデルを定期的に実行し結果を配信する自動システム

タイトル 各種モデルを定期的に実行し結果を配信する自動システム
担当機関 (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 中央農業総合研究センター
研究期間 2001~2003
研究担当者 田中慶
発行年度 2003
要約 作物生育予測モデル、病害虫発生予察モデル等各種のソフトを定期的に自動実行し、結果などの情報を事前登録されたユーザにメールで配信するシステムである。ユーザはモデルの結果を栽培管理、病害虫管理に効果的に反映させることができる。
キーワード 作物生育モデル、病害虫発生予察モデル、Java
背景・ねらい
モデル開発チームではこれまでに、水稲生育予測モデルやナシの病害発生予察モデルなど約20のモデルを、Web上で簡単に実行できるJavaアプレットとして開発し、公開している。これらはWebブラウザのみで簡単に実行することができるが,日常的にこれらを栽培管理等に利用しようとした場合、モデルによっては日々の気象データを利用して定期的に実行する必要がある。例えば、生育予測モデルで何らかの積算値がある値に達したとき、または病害虫発生予察モデルである条件になったときを知りたいとき,ユーザは毎日このWebにアクセスしてプログラムを起動する必要がある。このような場合の利便性を向上させるため、モデルを定期的に実行し、結果をメールで配信するシステムを開発する。
成果の内容・特徴 1.
本システムは、作物生育予測モデルや病害虫発生予察モデルなどを定期的に自動実行するサーバと、ユーザ登録インタフェースから構成されている。
2.
ユーザ登録インタフェースでは、モデル、利用する気象データ(観測地点またはエリアによる指定)、実行頻度(1時間毎、1日毎または、特定の条件になったときのみ通知)、結果の配信先を登録する(図1)。
3.
モデルは、すでにJavaアプレットとして開発したものをそのまま利用する。計算部分とデータ部分のみを利用するため、修正を加える必要はない。
4.
サーバは定期的にモデルを実行する。実行結果はテキストとして配信される(図2)。
5.
モデルが利用する気象データはMetBroker経由で取得するため、MetBrokerが対応する多くの気象データベースを利用できる。そのため,ユーザは最新の気象データに基づいて自動的に計算された予測や警報等の情報を電子メールによって、どこにいても受け取ることができる。
成果の活用面・留意点 1.
本システムを利用するには、Web上で定期的に実行したいモデルとそのパラメータ類、利用する気象データ、実行頻度、結果の配信先を登録する。登録画面へは
http://cse.naro.affrc.go.jp/ketanaka/model/ からリンクされている。
2.
モデルの結果はテキストデータであるので、携帯電話での閲覧も可能である。
3.
気象データが欠測していたり、モデルの実行が正常に行われなかったりした場合にはメッセージが送信される。
図表1 211244-1.jpg
図表2 211244-2.gif
カテゴリ 害虫 栽培技術 水稲 生育予測 データベース

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