タイトル | 麦わら被覆条件下における大豆用土壌処理除草剤の効果 |
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担当機関 | (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 中央農業総合研究センター |
研究期間 | 2003~2005 |
研究担当者 |
中山壮一 浜口秀生 |
発行年度 | 2004 |
要約 | 麦わらが土面を覆う条件下で、大豆用土壌処理除草剤の多くは残草量対無処理区比1%未満の高い効果を示すが、DCMU水和剤およびCAT水和剤の効果は著しく劣る。麦わら被覆条件下で高い除草効果を有する3種類の混合剤の効果発現には、麦わらに付着した除草剤の土壌への移動は必須ではなく麦わら層内で雑草に作用できる。 |
背景・ねらい | 麦-大豆二毛作体系における大豆の不耕起栽培では、大豆播種後の土壌処理除草剤散布時に土面が前作残さである麦わらに被覆されていることが多い。このような条件下では、水和剤や乳剤の希釈溶液の噴霧粒子が麦わらに付着するため、除草剤の土面への到達割合は低いと考えられ、麦わら被覆条件下での土壌処理除草剤の効果とその必要性が疑問視されていた。そこで麦わら被覆条件下における土壌処理除草剤の効果を評価するとともに、麦わらに付着した除草剤の、除草効果発現に対する寄与を明らかにしようとした。 |
成果の内容・特徴 | 1. 図1)。 2. 図2)。従って、麦わらに付着した除草剤が除草効果の発現に寄与している。 3. 図3)。従って、麦わらに付着した除草剤の土壌への移動は除草効果の発現に必須ではなく、除草剤は直接麦わら層内で雑草に作用できる。 |
成果の活用面・留意点 | 1. 不耕起大豆作における雑草防除技術の組み立ておよびその指導のための資料として活用が期待される。 2. この成果は、ヒエ(品種:軽米在来)およびホソアオゲイトウに対する除草効果に基づく。 |
カテゴリ | 病害虫 雑草 除草 除草剤 大豆 土壌処理 二毛作 播種 ひえ 品種 不耕起栽培 防除 |