地図上にユーザのデータを表示するWebアプリケーション

タイトル 地図上にユーザのデータを表示するWebアプリケーション
担当機関 (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 中央農業総合研究センター
研究期間 2004~2005
研究担当者 田中 慶
発行年度 2005
要約  サーバから地図画像を取得し、緯度経度で指定された地図上の位置に、文字列(地名やデータ)や、関連づけられたWebページへのリンクを設定できるWebアプリケーションである。ユーザはデータを表示した地図をインターネット上で作成し、公開できる。
キーワード 図、データ表示、Webアプリケーション、サーブレット
背景・ねらい  地図上の緯度経度で指定された位置に地名やデータなどの文字列を表示して見せることが効果的な場面は、農業研究や現場でも数多くある。例えば、気象データや生育・病害予測モデルの実行結果を表示したり、産直サイトを表示したりするなどである。
 Web上で地図を表示する無料のサービスはいくつもあるが、地図画像のみを切り出すような利用方法が禁じられていたり、地図画像上にユーザの情報を加えて表示することができなかったりした。今年になって地図上に文字列を重ねたり、リンクを設定できたりするようなサービスがGoogle Mapsとして提供されたが、利用するにはキーの取得やJavaScript、XML、HTMLの知識が必要になる。そこで、地図画像上にユーザが表示したい文字列や設定したいリンク先を、簡易なCSV形式のデータで指定できるWebアプリケーションを開発する。
成果の内容・特徴 1.
地図画像を表示する部分と、表示する地図の中心(地名または緯度経度)、縮尺、地図画像の大きさを設定するコントロール部分とで構成されている(図1、2)。コントロール部分はパラメータにより表示の有無を切り換えることができる。地図画像はChizuBroker(http://pc120.narc.affrc.go.jp/agmodelJa/projects/chizubroker.html)から取得している。ChizuBrokerは地図画像を様々なサーバから統一的な手法で取得できる中間アプリケーションである。利用できる地図画像はChizuBrokerの対応次第である。
2.
地図上の地名やデータなどの文字列とリンク先は、テキストファイルをパラメータで指定することにより、地図上に表示できる。テキストファイルの書式は「地名(またはデータ),緯度,経度,リンク先のURL」のようなCSV形式である。リンク先のURLは省略できる。
3.
ファイルの所在はリモートとローカルのどちらにも対応している。ユーザの用意したデータを地図上に表示する場合は、以下の下線部分のように指定する。
http://g6450.narc.affrc.go.jp:8080/chizubroker/chizu.html?placeurl=データファイルを指定するURL&show=ctrl&place=link
4.
パラメータの指定により画面での操作をせずに特定の位置、縮尺、サイズの地図を表示できる。パラメータ付きURLをメールで送信することにより、他者に見せたい地図を見せることができる。
成果の活用面・留意点 1.
ChizuBrokerサーブレットは http://g6450.narc.affrc.go.jp:8080/chizubroker/?show=allにおいて利用できる。
図表1 211529-1.jpg
図表2 211529-2.jpg
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