タイトル | コシヒカリ栽培圃場内で雑草性赤米を発見するための識別方法 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター |
研究期間 | 2006~2008 |
研究担当者 |
牛木純 赤坂舞子 渡邊寛明 酒井長雄(長野県農事試験場) 細井淳(長野県農事試験場) 青木政晴(長野県農事試験場) 村山敏(長野県上伊那農業改良普及センター) |
発行年度 | 2008 |
要約 | 雑草性赤米は、コシヒカリの約10日前~同日前後に出穂し、その穂はコシヒカリより5~30cm高く位置し、出穂直後は、赤い芒・ふ先色をもつ。登熟に伴い自然脱粒し、収穫期には穂が立ち上がる。登熟した穂は濡れると赤みを帯び、コシヒカリと見分け易い。 |
キーワード | 雑草イネ、出穂期、芒、ふ先色、籾色、脱粒性、圃場調査 |
背景・ねらい | 近年、東北・関東・中部地域の水稲栽培圃場において、玄米色が赤いイネが雑草として発生する事例が増加している。これらのイネ(以下、雑草性赤米)は、収穫物に混入し、銘柄・等級等に影響を与え、経済的損失を招く。これまでの調査の結果、発生の初期段階には雑草性赤米としての認識がないため放置され、数年後に激発し、広域に拡散する事例が多い。従って、雑草性赤米を防除するためには、事前にその特徴を認識し、まん延する前に発見することが重要である。これまで複数のタイプの雑草性赤米が確認されているが(平成18年度成果情報「長野県に発生する雑草イネの生理形態的特徴と分布」)、近年発生が拡大しているのは、主に3つのバイオタイプ(A, D, Eタイプ、右図表参照)である。そこで、主要な雑草性赤米について、一般的な栽培品種であるコシヒカリとの比較からその特徴をまとめ、その早期発見と蔓延防止に役立てることを目的とする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
図表5 | ![]() |
図表6 | ![]() |
図表7 | ![]() |
図表8 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 栽培条件 雑草 雑草イネ 水稲 品種 防除 |