タイトル | 長休眠・良質・大粒ばれいしょ系統「北海79号」 |
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担当機関 | 北海道農業試験場 |
研究期間 | 1996~1996 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1996 |
要約 | 「男しゃくいも」並の早生で、粒揃いが良い俵型の大粒ばれいしょである。目が浅く、剥皮褐変や調理後黒変がなく、長休眠で貯蔵性に優れ、業務向け用途に適する。種苗登録を行い、新需要を開拓するための試験を継続する。 |
背景・ねらい | 需要が増加している業務向け用途には、流通・貯蔵・加工・調理適性が厳しく求められている。しかし、既存の国産食用品種では対応が難しいため、業務向け用途の輸入ばれいしょがシェアーを拡大している。本系統は、早期世代からこれらの適性について選抜し、実需者・消費者の評価を重視して育成された。 |
成果の内容・特徴 |
(2) 目が浅くて剥皮しやすく、剥皮褐変や調理後黒変が少なく、一次加工適性に優れる。 肉色は淡黄、肉質はやや粉、煮くずれは中位、フライのほか各種調理に適する(表2)。 (3) 休眠期間が長く貯蔵性に優れ、長期貯蔵後の品質が劣化しないので生いもの通年供給ができる(表3)。 |
成果の活用面・留意点 | 長休眠のため慣行栽培法では萌芽・初期生育が遅れ収量が上がらないので、試作にあたっては種いもの高温貯蔵、遅植、密植等の適栽培法を徹底する。 交配母本として活用する。 |
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
カテゴリ | 加工 加工適性 長期保存・貯蔵 抵抗性 ばれいしょ 品種 |