菜豆かさ枯病抵抗性有用変異体の作出

タイトル 菜豆かさ枯病抵抗性有用変異体の作出
担当機関 北海道立植物遺伝資源センター
研究期間 1997~1997
研究担当者 白井 佳代
白井 滋久
飯田 修三
平井 泰
発行年度 1997
要約 噴霧接種法によるかさ枯病抵抗性検定法を確立し、戻交配とこの検定法により実用品種に近い粒形、粒色で、「姫手亡」並かそれ以上のかさ枯病抵抗性を示す13系統群21系統79個体1564粒を得た。
背景・ねらい 重要病害である菜豆(金時)かさ枯病抵抗性有用変異体を作出するため、戻
交配により金時類の実用品種に抵抗性の導入を図るとともに、抵抗性検定法を
確立する。
成果の内容・特徴
  1. かさ枯病の噴霧接種法による検定は出芽個体に合わせて接種できるため試
    験精度が高く、かさ枯病抵抗性の選抜方法として適している。
  2. 噴霧接種法の接種源の菌濃度は、100倍希釈で出芽始から頻繁に接種すれ
    ば十分な効果が認められる。
  3. 接種回数は、4~7回では発病率が年次により不安定となるため、対照品
    種に発病が認められるまで頻繁に接種する必要がある。
  4. 噴霧接種法によりかさ枯病抵抗性個体の選抜を行った結果、実用品種に近
    い粒形、粒色で「姫手亡」並かそれ以上の抵抗性を示す13系統群21系統79個
    体1564粒を得た。
    (出芽始からの噴霧接種(100倍希釈)によるかさ枯病の発病率、発病程度)
    (選抜系統の主な特性)
成果の活用面・留意点
  1. 選抜された個体はかさ枯病抵抗性金時類の育成に有効な交配材料であり、
    遺伝資源として植物 遺伝資源センターで保管し、活用する。
  2. 選抜された種子には病原菌が残留している可能性が高いので、伝染源とな
    らないように十分注 意する。
図表1 211875-1.gif
図表2 211875-2.gif
カテゴリ 遺伝資源 抵抗性 抵抗性検定 品種

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