タイトル | ミダレカクモンハマキ由来培養細胞系の確立 |
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担当機関 | 果樹試験場 |
研究期間 | 1999~1999 |
研究担当者 |
井原史雄 佐藤 威 坂神泰輔 三代浩二 福田光枝 柳沼勝彦 |
発行年度 | 2000 |
要約 | リンゴなど落葉果樹の害虫であるミダレカクモンハマキ幼虫から2系統の培養細胞系を確立し、NIFTS-Afusco97 並びに NIFTS-Afusco98 と命名した。これらの細胞系を用いることでミダレカクモンハマキに病原性を示す天敵ウイルスのスクリーニングが可能である。 |
背景・ねらい | ミダレカクモンハマキはリンゴなど落葉果樹の春先の難防除害虫である。幼虫の発生時期が開花時期と重なるため、訪花昆虫の活動の妨げとなる化学殺虫剤の散布は控えなければならず、これへの影響の少ない防除素材の開発が行われた結果、合成性フェロモン剤の開発に成功し、既に普及に移されている。しかしながら、フェロモン剤は地形や風向によって効果が左右されることもあって、これを補完する技術開発が求められている。 天敵ウイルスは有力な環境調和型防除素材の一つであるが、本害虫に対して有効なウイルスは未だ発見されておらず、また、年1化性であることも支障となって、研究は立ち遅れている。 そこで、こうした研究材料の抱える障害を克服するため、本種由来の培養細胞系の確立を図った。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 本成果は実験系確立のためのものであり、今後は本細胞系を用いてミダレカクモンハマキに有効な天敵ウイルスのスクリ-ニングを行う必要がある。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 カイコ 害虫 くり 性フェロモン フェロモン 防除 りんご |