タイトル | 液体クロマトグラフィー-質量分析法を用いたカロテノイドの一斉定量分析方法 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 |
研究期間 | 2004~2006 |
研究担当者 |
加藤雅也 松本光 生駒吉識 |
発行年度 | 2006 |
要約 | 大気圧化学イオン化法を用いた液体クロマトグラフィー-質量分析法により、植物の生合成経路上の18種類のカロテノイドを高感度かつ一斉に定量できる。 |
キーワード | LC-MS、一斉定量分析、カロテノイド、カンキツ |
背景・ねらい | 一般に、カロテノイドの定量分析には、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)が汎用されている。しかし、カンキツ果実のように、複雑なカロテノイド組成を有する植物中のカロテノイドをHPLCで定量するには、クロマトグラフィーによる厳密な分離が必要であり、また検出感度に限界がある。高速液体クロマトグラフィー-質量分析法(LC?MS)は、質量を検出するため厳密な分離が不要で、かつ高感度であるが、定量性の確保は容易ではない。このため、植物中の主要なカロテノイド生合成経路上にある多種類のカロテノイドを安定して定量分析した例はない。そこで、果実中のこれらカロテノイドの一斉定量分析が可能なLC-MS分析法を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | この定量分析法をカンキツ果実以外の試料に応用する際には検出されるピークの同定が必要である。ピークの同定は、質量分析、吸収スペクトル、保持時間、標品との共溶出等により行う。 |
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
カテゴリ | その他のかんきつ |