タイトル | カンキツ果実のビオラキサンチン集積量はアブシジン酸生合成と関連する |
---|---|
担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 |
研究期間 | 2001~2006 |
研究担当者 |
奥田均 加藤雅也 松本光 生駒吉識 矢野昌充 |
発行年度 | 2006 |
要約 | ウンシュウミカンでは、ビオラキサンチン(VIO)を分解してアブシジン酸(ABA)生成に関与する酵素遺伝子CitNCEDの発現が高くなるため、オレンジに比べてVIO集積量が少なく、ABA集積量が多い。 |
キーワード | カロテノイド、アブシジン酸、カンキツ、NCED |
背景・ねらい | β-クリプトキサンチン(BCR)とビオラキサンチン(VIO)はカンキツ果実の最も主要なカロテノイドである。これまで、カロテノイドを生成する酵素遺伝子群の発現解析を行い、ウンシュウミカン果肉では、カロテノイド生成がBCRを集積しやすい遺伝子発現バランスになっていること、オレンジ果肉では、BCRを集積しにくく、さらに代謝が進んだVIOが集積しやすい遺伝子発現バランスになっていることを明らかにしている(平成15年度果樹研究成果情報)。しかし、カロテノイドの集積量は、生成されたカロテノイドの分解過程も明らかにしないと十分に説明できない。このため、VIOを分解してアブシジン酸(ABA)生成を進める酵素であるNCED(9-cis-epoxycarotenoid dioxygenase)に着目し、カロテノイドの分解過程がカロテノイド集積量に及ぼす影響を解明する。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
カテゴリ | 温州みかん その他のかんきつ |