土壌診断結果を活用した化学肥料の使用支援のための情報システム

タイトル 土壌診断結果を活用した化学肥料の使用支援のための情報システム
担当機関 情報解析研究室
研究期間 2002~2007
研究担当者 喜多孝一
伊藤淳士
村上則幸
発行年度 2004
要約 生産圃場の土壌診断結果や施肥履歴を保存し、栽培指針等の基準と土壌診断結果の分析値を比較し分析値の適正判定をおこなう。また、肥料の登録番号または肥料名、施肥量、圃場面積から主要肥料成分総投入量を算出する。
キーワード 土壌診断、適正判定、ウインドウズアプリケーション
成果の活用面・留意点
  1. 本システムは生産圃場の分析値、施肥履歴の保存、土壌診断基準と分析値との比較による土壌の化学性の適正判定、施肥履歴から施肥成分を集計する機能を持つ。土壌の化学性の適正判定に用いる基準は、ユーザーが独自に作成することができる。水田転作大豆生産農家圃場の分析値に道の栽培指針により作成した基準を適用した例を図1に示した。肥料成分の総投入量集計のための肥料データは、ホクレンの協力を得て、平成16年肥料年度ホクレン取り扱い肥料から573種類のデータを収録した(図1)。
  2. 分析値の適正判定は、基準値と分析値を比較し、分析値が基準値の範囲内であれば緑色で適正であることを、基準値を逸脱していれば赤色でその旨を表示する。
  3. 肥料成分集計機能は、ユーザが肥料取締法に登録されている化学肥料の登録番号または肥料名と施肥量、圃場面積を入力すると主要肥料成分毎に総投入量の集計結果を表示する(図2)。
  4. 肥料成分集計部分は、本システムで収集保存した施肥履歴の肥料成分の総投入量を期間を指定して集計することができる。なお、肥料成分総投入量集計機能は各地のJAで導入している栽培履歴管理システムとの連携を想定して独立したツールを作成した。本システムは市販の表計算ソフトのデータをコピーして入力することも可能である(図2)。

  1. 本プログラムは既存の履歴管理システムと連携した施肥量管理システム構築のために利用できる。利用については担当者に連絡すること。
  2. 肥料の登録情報は、地域毎に異なるため、地域に適合したデータベース管理が必要である。
  3. 栽培指針等の基準値は、地域ごとに異なるため普及機関等が提供する情報により更新する必要がある。
図表1 213459-1.jpg
カテゴリ 肥料 管理システム 水田 施肥 大豆 データベース 土壌診断

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