タイトル | イネのトレハロース生合成酵素の多重性と植物特異的な酵素機能 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 | 2004~2006 |
研究担当者 |
M. Habibur Pramanik 今井亮三 松井博和(北大) 田原哲士(北大) 島周平 |
発行年度 | 2006 |
要約 | ゲノム上の多重性(同一機能遺伝子が複数存在すること)、遺伝子応答、酵素活性においてイネのトレハロース生合成は微生物、動物のそれとは大きく異なる。一過的なトレハロース生合成の活性化は、植物特異的な糖シグナリングの存在を示唆する。 |
キーワード | トレハロース、イネ、低温、シグナル伝達 |
背景・ねらい | トレハロースは微生物や昆虫で多量に蓄積し、貯蔵糖や血糖として働く。また、乾燥等のストレス時の生体膜やタンパク質の保護物質でもある。近年、植物においても微量のトレハロース生合成が認められ、トレハロース及びその前駆体トレハロース6リン酸の糖シグナル機能が注目されている。トレハロース生合成はトレハロース6リン酸合成酵素(TPS)及びトレハロース6リン酸脱リン酸化酵素(TPP)の2段階反応により行われる。我々はイネおいて低温ストレス下における一過的なトレハロース蓄積を発見し、それにOsTPP1遺伝子が関与することを見出している。本研究では、イネを材料として植物のトレハロース生合成の環境ストレス応答における調節機能を明らかにすることを目的としている。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 乾燥 |