タイトル |
トラクタ用雪圧縮成形処理機 |
担当機関 |
北陸農業試験場 |
研究期間 |
1995~1995 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1995 |
要約 |
除雪と同時に、雪を高密度のブロックに圧縮成形する農用トラクタ装着型の雪圧縮成形処理機を開発した。本機を用いると省スペースに除雪できるとともに、成形雪は雪室等の冷熱源として利用できる。
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背景・ねらい |
北陸地域は、世界でも有数の積雪地帯であり、その積雪を効率よく排出するとともに農業生産等に有効に利用する技術の開発が求められている。そこで、雪をブロック状に圧縮成形することにより、省スペース型除雪を可能にするとともに農産物の高品質貯蔵のための冷熱源として有効に利用できる農用トラクタ装着型の雪圧縮成形処理機を開発する。
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成果の内容・特徴 |
- 本機械は農用トラクタ装着型で、バケット内に入った雪を6本の油圧シリンダにより正面、側面、上面から順に圧縮し、直方体状に成形する。圧縮成形された雪は寸法約30×30×60cm、質量約40kg、密度約0.7g/cm3で、本機により密度0.4g/cm3の積雪が約40%圧縮される。また、排出時にはトップリンク近くの電動シリンダにより強制排出が可能である(図1、表1)。
- 積雪深約30cmの条件下で、除雪すると同時に雪を圧縮成形して並べる作業は1a当たり約80分で完了し、圧縮成形雪は55個作成され、省スペースに除雪することができる(表2)。
- 圧縮成形された雪の硬度は土壌硬度計SRⅡで2MPa以上あり、雪室等に利用する場合のハンドリング特性が高い(図2)。
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成果の活用面・留意点 |
- 本機械は、積雪地域の除排雪及び冷熱源用の成形雪の作成に利用する。
- 本機械を取り付けるトラクタは、油圧取り出し口を3系統持ち、後ろ向き運転が可能なリバーシブルタイプで、積雪のある不整地を安定走行できるようクローラ型が望ましい。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
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