デジタル糖度計を利用した白米表層の水溶性糖類の簡易定量法

タイトル デジタル糖度計を利用した白米表層の水溶性糖類の簡易定量法
担当機関 北陸農業試験場
研究期間 1997~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 デジタル糖度計を利用することにより、高アミロース米やもち米等の多様な品種の白米表層研削粉に含まれる水溶性糖類を、簡易迅速に定量できる
背景・ねらい 白米表層の研削粉には二糖や少糖、分子量 約200万程度までの多糖を含む水溶性糖類が多量に含まれている。これらの水溶性糖類は、品種、窒素施肥量の違い等により含有量や分子量分布が変動し、米の食味や物性に影響することが示唆されている。現在、表層研削粉の水溶性糖類の分析には高速液体クロマトグラフィーあるいはアルコール沈殿による重量法が用いられているが、簡便ではない。そこでより簡易な、デジタル糖度計を利用した水溶性糖類の定量法を開発した。
成果の内容・特徴
  1. デジタル糖度計を用いて白米表層(91~76%)研削粉の冷水抽出液のBrix%を測定すると、水溶性糖類含量が簡易迅速に定量できる。
  2. 定量値は、もち米、うるち米、高アミロース米を含む多様な品種において、重量法の定量値とr=0.998の高い相関を示し、またうるち米でもr=0.931の高い相関を示し、再現性が高い(図1、表1)。
  3. 100mg程度の少量サンプルについても、図2に示した簡易定量法において標準的な方法と値がよく一致し、定量値の変動係数は2.5%以下である。(表2)。
成果の活用面・留意点
図表1 214209-1.gif
図表2 214209-2.gif
図表3 214209-3.gif
カテゴリ 肥料 施肥 品種 良食味

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