廃食用油の添加による搾乳牛ふん戻し堆肥の水分低減

タイトル 廃食用油の添加による搾乳牛ふん戻し堆肥の水分低減
担当機関 新潟県農業総合研究所
研究期間 1997~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 搾乳牛ふんとモミガラで水分72%に調整した混合物に、エネルギー源として食品製造業から排出される廃食用油を添加すると、水分及び容積重の減少が促進され、戻し堆肥として利用できる。また、廃食用油の添加により、硝酸態窒素の生成が抑制される。
背景・ねらい 近年、家畜ふんの堆肥化処理に用いるオガクズやモミガラ等の副資材は、一年を通して安価で安定的に確保することが難しくなってきている。畜産農家においてこれらに代わる資材として戻し堆肥があげられるが、水分が低いことが第一条件となる。
搾乳牛ふん堆肥は、他の家畜ふん堆肥に比べ水分が高いことから、搾乳牛ふん堆肥の水分低減を目的に食品製造業において廃棄物として処理されている廃食用油の添加効果を検討する。
成果の内容・特徴
  1. モミガラ混合により水分を調整した搾乳牛ふんに廃食用油を添加すると無添加に比較して、堆積後の発酵温度が高く推移する(図1)。
  2. そのため、堆積中の水分低下及び容積重の減少が促進される(表3)。特に廃食用油の添加割合が高いほど(4%添加)その効果は大きく、経過50日目には水分40%、容積重205kg/m3となり、水分及び容積重がオガクズ程度の資材確保ができる。
  3. 堆積中のアンモニア態窒素の消長には差がないが、廃食用油の添加により硝酸態窒素の生成は抑制される(表2)。
  4. 抽出液によるコマツナの発芽試験では、15日目以降は発芽障害及び生育抑制は認められない(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. 廃食用油を添加すると、容積重が高くなりやすいことから、水分の調整とともに容積重にも配慮する必要がある。
図表1 214226-1.gif
図表2 214226-2.gif
図表3 214226-3.gif
図表4 214226-4.gif
カテゴリ こまつな 乳牛

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