アサツキの種球生産における施肥方法

タイトル アサツキの種球生産における施肥方法
担当機関 富山県農業技術センター
研究期間 1994~1998
研究担当者
発行年度 1997
要約 アサツキの種球生産における施肥方法は、基肥として普通化成及びコーティング尿素(140日タイプ)を窒素成分として各1.0kg/a、計2.0kg/a施用する。追肥は行わない。
背景・ねらい アサツキの種球生産における施肥方法は、明確な裏付けがなく、経験に負うところが多い。そのため窒素成分で5kg/a以上の施用がなされている場合もある。
 一方、アサツキは系統による分球の差異が大きく、1作で10倍以下のものから200倍近いものまである。このことは、系統によって栽培方法や施肥方法を違える必要があることを示唆しているものと思われる。
 そこで、現地で使用されている系統の平系(分球10~30倍)の施肥方法を検討し、本技術を確立した。
成果の内容・特徴
  1. 基肥として普通化成及びコーティング尿素(140日タイプ)を窒素成分としてそれぞれ1.0kg/a合計2.0kg/aを施用する。(表1)、(表2)植え付け時期は8月下旬。系統平系栽植密度25株/m2程度。
  2. 年内追肥は増収となるが、種球の窒素濃度が高くなり、種球の腐敗の恐れがあるので施用しない。(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 本施肥方法は平系及び網見系、吉野系、山田系にのみ適用する。
  2. 系統によっては、施肥が一因と思われる種球の腐敗が貯蔵中に発生する場合があるので、平系及び河原山系、吉野系、山田系以外の系統については当面は適用しない。
  3. 有機資材を施用した場合は、その窒素成分量に相当する普通化成の施肥量を少なくする。
図表1 214248-1.gif
図表2 214248-2.gif
カテゴリ あさつき 施肥

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