タイトル |
アサツキ在来系統の分類とその特性 |
担当機関 |
富山県農業技術センター |
研究期間 |
1998~1998 |
研究担当者 |
|
発行年度 |
1998 |
要約 |
アサツキの在来系統16系統は分球数、球重、葉形、花房数、花色などの重要な特性から5群に分類できる。
|
背景・ねらい |
アサツキの在来系統を分球数の多少など栽培上の特性から分類することによって、各系統をグループ分けして栽培方法確立の基礎とする。
|
成果の内容・特徴 |
- アサツキの在来系統16系統は、分球数、球重、葉形、花房数、花色などの重要な特性から下記の5群に分類できる。(表1)。
- 各群の特徴(表1、表2)。
A群 比較的分球数が少ない。春の生育時の分球が多く平均1球重は大きい。葉は長く折れ曲がる。花房数は多く、開花時期はやや遅く、花色が濃い。 B群 分球数が多い。秋生育時の分球が多く平均1球重は小さい。葉は細く短い。花色は薄く花房数は少ない。 C群 分球数はA群よりやや多い。平均1球重もA群と同程度かやや重い。春生育時の葉は太く長く折れ曲がることはない。花房数が少なく、花色は薄い。 D群 分球数はA群よりやや多い。平均1球重もA群と同程度。春の萌芽は遅く葉は斜上する。葉はやや短い。花房数はA群に次いで多く、花色は薄い。 E群 分球数はB群に次いで多い。平均1球重は分球数の割には大きい。葉の長さ、太さは中程度。花房数が少なく、花色は薄い。
|
成果の活用面・留意点 |
- アサツキの系統をグループ分けすることによって栽培方法の開発を効率的に推進できる。
- これは当所の手持ち系統についての分類であり、アサツキ全般には適用しない。
|
図表1 |
|
図表2 |
|
カテゴリ |
あさつき
|