タイトル | 中国には強いアンジオテンシンⅠ変換酵素阻害活性を有する豆豉(トウチー、伝統的大豆発酵食品)がある |
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担当機関 | (独)国際農林水産業研究センター |
研究期間 | 2004~2006 |
研究担当者 |
辰巳英三 斎藤昌義 李里特 範俊峰 |
発行年度 | 2004 |
要約 | 四川省の潼川豆豉(トンツァントウチー)は、糸引納豆の約10倍強いアンジオテンシンⅠ変換酵素(ACE)阻害活性(血圧上昇抑制作用の指標)を有する。 |
背景・ねらい | 大豆の原産地である中国では、様々な大豆発酵食品が多様な微生物を用いた伝統的手法により生産されている。これらの中で、豆豉(写真)は様々な薬理効果があると伝承されているが、その機能は未解明である。中国では様々な種類の豆豉が製造されているため、中国各地から入手した豆豉をAspergillus属型(7種)・Mucor属型(3種)・細菌型(2種)に分類し、これらの血圧降下機能をアンジオテンシンⅠ変換酵素(ACE)阻害活性を指標として探索する。 |
成果の内容・特徴 | 中国各地で製造・販売されている豆豉(表)の血圧降下機能を評価するため、アンジオテンシン変換酵素(ACE)を50%阻害する試料濃度(IC50)を計算し、日本の糸引納豆・浜納豆の活性と比較した結果(図)は以下の通りである。
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 加工 機能性 大豆 |