つなぎ牛舎における季節別の乳牛行動の違い

タイトル つなぎ牛舎における季節別の乳牛行動の違い
担当機関 群馬県畜産試験場
研究期間 1995~1996
研究担当者
発行年度 1995
要約 乳量水準別、季節別に乳牛の行動を調査したところ、乾物摂取量、起立時間、排糞量飲水量などに違いがあり、季節や乳量が異なると行動に差があることが判明した。
背景・ねらい フリーストール・ミルキングパーラー方式では、これまでのつなぎ牛舎・個体管理方式と異なるので、乳牛の行動特性と牛群管理特性を解明する必要がある。そこで、これらの基礎資料とするため、夏季および冬季に乳量の水準の異なる牛別に、つなぎ牛舎での行動調査を実施した。
成果の内容・特徴
  1. 代謝体重当たりの乾物摂取量は、冬季は乳量水準の高いH区が多いが、夏季はH区が特に低下が顕著であり、採食行動抑制が影響していると思われた(表1)。
  2. 起立回数は乳量水準が高いH区ほど多いが、起立時間は乾物摂取量が多いほど長くなり、夏季が冬季より長かった(表2、表3)。
  3. 排糞量は、乾物摂取量が多い区ほど多いが、1回の排糞量は同じであった(表1、表4)。
  4. 飲水量は乳量が高いH区ほど多く、また夏季は飲水回数を増やして冬季より飲水量を増加させていた(表1、表4)。
  5. 季節及び乳量水準により行動特性があり、フリーストールでの牛群管理を行うのに考慮する必要がある。
成果の活用面・留意点
  1. 本試験は、春季及び秋季の乳量水準別での行動調査も予定しており、フリーストール等の群管理に役立つと思われる。
図表1 214823-1.gif
図表2 214823-2.gif
図表3 214823-3.gif
図表4 214823-4.gif
カテゴリ 乳牛

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