トマトセル成型苗定植における整枝法及びホルモン処理・振動受粉による品質向上

タイトル トマトセル成型苗定植における整枝法及びホルモン処理・振動受粉による品質向上
担当機関 群馬県園芸試験場
研究期間 1994~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 トマトセル成型苗を定植した場合の整枝方法として、主枝1本と側枝1段整枝により生育がコントロールされ、上物収量・上物果の割合が多くなる。また、低段の果実品質向上対策として、ホルモン剤へのGA8ppmの添加または振動受粉が有効である。
背景・ねらい トマトセル成型苗を直接定植した場合には、草勢が強く過繁茂の生育となり空洞果や乱形果等の不良果の発生が多くなる。その対策として、生育をコントロールする整枝方法及び品質向上を目的としたホルモン処理・振動受粉について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 整枝方法
    整枝方法は、主枝1本と側枝1段整枝により初期生育が抑えられ(表1)、上物収量が増加する(図1)。
  2. 低段の空洞果の発生は、ホルモン剤へのGA8ppmの添加または受粉処理(振動受粉)により抑えられる(表2)。
  3. 促成作型および抑制作型において、整枝方法およびホルモン処理により果実品質が向上し上物収量が増収する(図1)。
成果の活用面・留意点
  1. トマトセル成型苗の直接定植(4~5葉苗)が可能になり省力化が図られる。
  2. 生育初期は、土壌水分を少なくして養水分の吸収を抑え、初期の過繁茂を防止する。
  3. 基肥は、初期に肥効の発現しない緩効性肥料を主体にした施肥設計とする。
図表1 214888-1.gif
図表2 214888-2.gif
図表3 214888-3.gif
カテゴリ 肥料 栽培技術 受粉 省力化 施肥 トマト

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