ハナモモの切り枝促成と鮮度保持

タイトル ハナモモの切り枝促成と鮮度保持
担当機関 群馬県園芸試験場
研究期間 1995~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 ハナモモの切り枝促進時、鮮度保持剤を利用して水上げ処理条件で促成すると、促成後の開花割合が向上するとともに、ブルーイングの発生も遅れて、鑑賞日数が延長する。
背景・ねらい ハナモモは、切り枝促成時に水上げが不十分であるとその後の蕾の発達が悪く、不開花や花弁が変色するブルーイング現象の発生により商品性が低下し、生産出荷上問題となっている。そこで、促成開花枝の品質向上と鮮度保持による観賞日数の延長のため、促成時における水上げ剤(鮮度保持剤)の利用法について検討した。
成果の内容・特徴
  1. ハナモモの切り枝を鮮度保持剤の薬剤+展着剤か、クリザールプロフエショナル100倍液を使用して、水上げ処理条件下で促成すると、促成後、観賞時の開花割合が向上するとともに、ブルーイングの発生も減少して花持ち日数が延長する(図1,図2)。
  2. 促成時の鮮度保持剤は、薬剤(硫酸アルミニウム0.8g、クエン酸0.1g、ショ糖5.0g/水当たり)+展着剤(グラミンS 0.2g /当たり)加用液か、クリザールプロフエショナル100倍液を使用する。
  3. ハナモモ切り枝を出荷規格枝折に調整後、促成開始1日前から鮮度保持剤(液)で水上げ処理し、そのまま促成する。
成果の活用面・留意点
  1. 切り枝促成は、鮮度保持剤で水上げ処理を継続し、シルバーメタリックビニールフイルム等被覆して暗黒(照度0Lux)にし、室温18~22℃、湿度80%以上の条件で促成する。
  2. 少なくとも出荷1日前に促成室から出して順化する。
図表1 214889-1.gif
図表2 214889-2.gif
カテゴリ くり 出荷調整 もも 薬剤

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