メロンの苗条原基再分化個体の形態と果実形質

タイトル メロンの苗条原基再分化個体の形態と果実形質
担当機関 愛知県農業総合試験場
研究期間 1995~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 メロン苗条原基再分化個体を栽培した結果、本葉の形態に変異が見られたが、主な果実形質は実生個体と差異がなかった。
背景・ねらい メロン優良個体の大量増殖法として苗条原基の利用が考えられるが、再分化個体には、変異が見られることが報告されている(江面ら1991)。そこで、再分化個体の変異及び果実形質について実用性を評価するため、ほ場での栽培を行い、実生個体と比較・検討する。
成果の内容・特徴
  1. 苗条原基からの再分化個体には、本葉の欠刻、葉の形態の非対称といった変異が見られた(表1)。
  2. 果実の形質として重要な果重、糖度、果実の縦横比は、各区に有意差がなかった。また、正常花粉率、孔辺細胞の短径、長径、果実縦横比といった、4倍体を示唆する項目にも有意差はなかった(表2)。
  3. 自殖種子をは種したところ子葉及び本葉の奇形の発生率は、再分化個体が有意に高かった。しかし、後代の奇形発生株と再分化個体の変異発生程度との間には、対応はなく相関は見られなかった(表3)。
成果の活用面・留意点 留意点として、再分化個体を順化する際、極端な生育不良株は、除去する必要がある。
図表1 214916-1.gif
図表2 214916-2.gif
図表3 214916-3.gif
カテゴリ メロン

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