水盤式フェロモントラップによる桑害虫防除適期の判定

タイトル 水盤式フェロモントラップによる桑害虫防除適期の判定
担当機関 茨城県農業総合センター
研究期間 1995~1997
研究担当者
発行年度 1995
要約 蚕飼育期間中の桑園に合成性フェロモンを誘引源にしたトンネル型の水盤式トラップを設置すれば,アメリカシロヒトリ成虫とクワノメイガ成虫の発生消長を的確に把握でき,防除適期の判定が可能である。
背景・ねらい 桑葉を食害する害虫の防除は,残留毒性が短い農薬の使用により発生時期に合わせて効率的に行うことが重要であり,そのためには,害虫の発生状況を的確に把握する必要がある。そこで,桑園の主要害虫であるアメリカシロヒトリとクワノメイガの成虫の発生消長について,単一のフェロモントラップで同時に調査できる方法を確立し,最適な防除時期を判定する。
成果の内容・特徴
  1. アメリカシロヒトリ合成性フェロモンとクワノメイガ合成性フェロモンの誘引源は,単一のトラップに取り付けてもお互いの成虫の捕獲に影響せず,発生消長を調査することができる。
  2. この2種類の合成性フェロモンの誘引源を単一トラップの屋根板に取り付ける場合,トンネル型粘着式のレクトラップ,SEトラップおよびトンネル型の水盤式トラップ(図1)では,クワノメイガ成虫の捕獲状況に差はないが(図3),アメリカシロヒトリ成虫の発生ピークは水盤式トラップが的確に把握できる(図2)。
  3. 水盤式フェロモントラップによる成虫の捕獲量調査は,5日から7日間隔で行い,茶こし等の網で成虫をすくい取りながら数えると,簡易に行える。
成果の活用面・留意点
  1. アメリカシロヒトリ合成性フェロモンの誘引源は,5月にトラップに取り付け後 2.5カ月経過したら新しいものと交換する。クワノメイガ合成性フェロモンの誘引源は,5月にトラップに取り付けたら9月下旬まで使用できる。
  2. 水盤式トラップは,高さ1.5m程度に設置し,逆性石けんを添加した水を入れておく。
図表1 214944-1.gif
図表2 214944-2.gif
図表3 214944-3.gif
カテゴリ 病害虫 害虫 性フェロモン 農薬 フェロモン 防除

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