淡色黒ボク土から発生する亜酸化窒素量と土壌要因

タイトル 淡色黒ボク土から発生する亜酸化窒素量と土壌要因
担当機関 群馬県農業試験場
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1995
要約 夏作中に淡色黒ボク土から発生する亜酸化窒素量は、化成肥料施用時は、土壌の水分および無機態窒素との重回帰式により、また、牛ふん施用時は、土壌の水分とアンモニア態窒素、土壌溶液の全有機態炭素(TOC)との重回帰式により、その発生パターンおよび発生量を表すことができる。
背景・ねらい 温室効果ガスである亜酸化窒素の測定は、チャンバー法が一般的であるが、この方法は測定時間を要するため分析点数が限られている。そこで、亜酸化窒素発生量と土壌および土壌溶液の分析値との関係を明かにし、より広域的な亜酸化窒素発生量の推定を行うための基礎資料を得る。
成果の内容・特徴
  1. 化成肥料施用に伴う亜酸化窒素発生量は、土壌の無機態窒素量と高い相関があり、さらにこれに土壌水分を加えた重回帰式により、土壌分析値からの亜酸化窒素発生量を表すことができる。(.図1)。
  2. 牛ふん施用に伴う亜酸化窒素発生量は、土壌のアンモニア態窒素量と高い相関があり、さらにこれに土壌水分および易分解性有機物の指標として用いた土壌溶液の全有機態炭素量(TOC)を加えた重回帰式により、亜酸化窒素発生量を表すことができる(.図1・図2)。
成果の活用面・留意点
  1. ・は、表1・表2に示す範囲で求めた。
  2. 作期は夏作で、土壌は淡色黒ボク土にて行った。
  3. 化成肥料は高度化成を、牛ふんは生牛ふんを用いた。
図表1 215027-1.gif
図表2 215027-2.gif
図表3 215027-3.gif
図表4 215027-4.gif
カテゴリ 肥料

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる