静岡県におけるチャハマキのキチン合成阻害剤に対する抵抗性実態とその対策

タイトル 静岡県におけるチャハマキのキチン合成阻害剤に対する抵抗性実態とその対策
担当機関 静岡県茶業試験場
研究期間 1996~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 静岡県東部、牧之原、中遠、西部地区から採集したチャハマキは、キチン合成阻害剤に対する抵抗性が発達していた。それらのチャハマキに対しクロルピリホス乳剤、ビフェントリン水和剤、プロフェノホス乳剤、テブフェノジドフロアブルが有効である。
背景・ねらい 静岡県ではチャハマキはチャの重要害虫であるが、最近広く使用されてきたキチン合成阻害剤の効果の低下が懸念されてきた。そのため、県内の茶主要産地での感受性程度を検定するとともに、感受性の低下したチャハマキに対する有効薬剤の探索を行う。
成果の内容・特徴
  1. 1995、1996年に静岡県内20ヶ所から採集したチャハマキのうち、東部、牧之原、中遠、西部地区の13ヶ所から採集したチャハマキは、キチン合成阻害剤のクロルフルアズロン乳剤に対する感受性が低下していた(図1)。
  2. 食餌浸漬法による室内検定では、抵抗性の発達した地域のチャハマキに対してクロルピリホス乳剤、プロフェノホス乳剤、ビフェントリン水和剤の効果が高い(表1)。
  3. ほ場での試験では、クロルピリホス乳剤の効果が高く、ビフェントリン水和剤、プロフェノホス乳剤も効果が認められる。テブフェノジドフロアブルは少発生条件下では効果が高いが、多発生条件下での効果は不十分である(表2)。
  4. キチン合成阻害剤に抵抗性が生じた地域では、クロルピリホス乳剤、ビフェントリン水和剤、プロフェノホス乳剤、テブフェノジドフロアブルを使用すれば防除が可能である。
成果の活用面・留意点
  1. 薬剤散布する際には、発生予察に基づいた適期散布が必要である。
  2. テブフェノジドフロアブルは、多発条件下では効果が不十分なことがあるので、発生程度に応じて薬剤を選択する必要がある。
図表1 215069-1.gif
図表2 215069-2.gif
図表3 215069-3.gif
カテゴリ 病害虫 害虫 抵抗性 防除 薬剤

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