| タイトル |
生時体重の小さい黒毛和種子牛の人工哺育・育成法 |
| 担当機関 |
山梨県酪農試験場 |
| 研究期間 |
1995~1996 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1996 |
| 要約 |
受精卵移植技術等により双子生産が行われ、生時体重の小さい黒毛和種子牛が生産されても、早期離乳(2または3ヵ月齢)による人工哺育・育成が可能である。
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| 背景・ねらい |
受精卵移植技術の普及に伴い、乳用牛から黒毛和種の生産が盛んに行われている。また、肥育素牛の増殖を目的に双子生産も増加しつつあるが、生時体重が小さい傾向にあり、哺育・育成が難しい現状である。 そこで、生時体重の小さい子牛について省力的かつ効率的な哺育・育成技術を確立するため、これら子牛の早期離乳(2または3ヵ月齢)による8ヵ月齢までの発育、疾病発生状況及び血液性状を調査した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 黒毛和種子牛を雌雄毎に生時体重で25㎏未満・以上に区分し、2または3ヵ月齢で離乳を行った。また離乳時まではカーフハッチで飼育し、その後8ヵ月齢まで単飼した。
- 雌雄とも月齢体重は生時体重に相関した。離乳月齢において1日増体量(DG:㎏)に差はなかった。また離乳から8ヵ月齢までのDGは標準発育と比べて差はなかった(図1、図2)。
- 育成飼料(人工乳、育成配合飼料)の摂取量は設計給与量とほぼ同量であった(表1,図3)。
- 哺乳時期の粗タンパク質(豚血漿タンパク)給与は、無投与に比べ血中タンパク質値が高かった。また、疾病の発生が少なく、発症日齢も遅くなる傾向があり、これの給与は有効であると思われた(図4)。
- 疾病の発生は飼料の切り替え時に散発的な呼吸器病と下痢の発生が認められたが、事故死はなかった。
- 適用範囲
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| 成果の活用面・留意点 |
- 適用範囲
- 留意点
- 発酵初乳の活用は発育に遜色なく、また飼料コストが削減され、酪農経営には有効と思われる。
- 初乳は生後なるべく早く確実に与える。
- 哺育時はカーフハッチ等を使用。
- ワクチン接種及び消毒の励行。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| 図表5 |
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| カテゴリ |
経営管理
コスト
受精卵移植
肉牛
乳牛
繁殖性改善
豚
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