表面色カラーチャート利用によるにほんなし「筑水」の収穫適期判定基準

タイトル 表面色カラーチャート利用によるにほんなし「筑水」の収穫適期判定基準
担当機関 栃木県農業試験場
研究期間 1995~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 カラーチャートを利用した、にほんなし「筑水」の収穫適期判定基準を作成した。成熟度は赤道部の果色で判断する。市場流通を考慮した筑水の適熟果色を表面色カラーチャートで判断すると、栃木、三重、埼玉の各県では、2~3、千葉、茨城の両県では、2.5~3.5、秋田県では、2.5~3である。
背景・ねらい 新品種「筑水」を導入するにあたっては、高品質果実を供給するための簡易な熟度判定法が必要である。そこで、果実成熟特性を明らかにし、カラーチャートを利用した収穫適期判定基準を作成した。
成果の内容・特徴
  1. 果色、果重及び糖度は日数の経過とともに増加し、比重及び硬度は低下する(表1)。地色と糖度、硬度、食味との関係をみたところ、それぞれ、高い正の相関(r=0.774**)、高い負の相関(r=-0.784**)、正の相関(r=0.587**)が得られ、収穫期判定に利用できる。
  2. ていあ部は赤道部より果色の変化が小さいので、比色部位は赤道部が良いと考えられた(表1)。地色と表面色の関係をみたところ、極めて高い正の相関(r=0.960**~0.967**)が得られた。
  3. 果実成熟特性及び、市場流通を考慮した常温で5日程度の日持ち性(表2)を総合して、各県別の収穫適期判定基準を表3のように設定した。
成果の活用面・留意点 測色は、赤道部の中間着色部で行う。
表面色カラーチャートは、筑水用として開発されたものを使用する。
図表1 215135-1.gif
図表2 215135-2.gif
図表3 215135-3.gif
カテゴリ カラー 新品種 良食味

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