野菜作の経済性標準指標

タイトル 野菜作の経済性標準指標
担当機関 神奈川県農業総合研究所
研究期間 1994~1995
研究担当者
発行年度 1996
要約 野菜作の経営合理化を進めるための基礎資料として、県内で栽培されている主要野菜32品目の作型別経済性標準指標を策定した。この指標の基準とした作業技術体系・経営費の積算資料を併せ掲載し、利便性を図る。
成果の活用面・留意点
  1. 都市近郊の野菜作は、多品目・多作型の栽培が行われているが、労力・土地利用面から経営の類型化が可能である。ここでは県農政部が家族経営で農業所得800万を目標として策定した6タイプの経営類型に策定する作目をあてはめ、基本装備の設定を行った。
  2. 当該作目・作型の標準的作業技術体系は、現地調査及び試験圃場等における体系化試験及び想定する経営規模から、合理性の高い作業体系(作業項目・作業内容及び労働手段・月別労働時間)を構築した。併せて目標収量を設定し、物財費及び出荷費の積算を行い、経営費(b)を算定した。
  3. 経済性指標の目標とする粗収入(a)は、目標収量に月別・旬別出荷割合と中央卸売市場の過去5ヶ年の平均値から算出した平均単価を乗じて算定した。経営成果として、農業所得(a-b)・所得率((a-b)/a)、一時間当たり所得((a-b)/投下労働時間)を策定した。なお、土地・資本の所有形態は自作地・自己資本として取り扱う。また消費税の計上はしない。
  4. 指標は果菜類11品目23作型、葉茎菜類12品目28作型、根菜類9品目20作型を策定し、作業体系と経営費の積算資料及び作業別の労働強度を併せ掲載とした。経営成果例を表に示した(表1)。

図表1 215152-1.gif
カテゴリ 経営管理 出荷調整

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