雨よけホウレンソウの多作1回施肥法

タイトル 雨よけホウレンソウの多作1回施肥法
担当機関 茨城県農業総合センター園芸研究所土壌肥料研究室
研究期間 1995~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 ホウレンソウに対して被覆肥料を用いた多作1回施肥は、慣行の毎作施肥と同等の収量、品質を確保できる。また、施肥労力の節減が図れ、施肥窒素の利用率も高まる。
背景・ねらい 本県南部はホウレンソウ、シュンギク等軟弱野菜の周年栽培が増加傾向にある。そこで雨よけホウレンソウの周年栽培を対象として、施肥労力の削減と施肥窒素の利用率を高めることを目的として被覆肥料を用いた多作1回施肥法について検討した。
成果の内容・特徴 平成7年度は被覆燐硝安加里180日タイプを用いて4作1回施肥について8月11日から翌年の5月1日(262日)まで検討した。平成8年度は3作1回施肥における肥料の種類、組み合わせについて検討した。品種はアクティブ及びパレードを適期に使用した。なお、平成8年度は3作終了時の窒素利用率が著しく低かったため、6月20日から12月11日まで4作(174日)の栽培を実施した(表1)。
  1. 平成7年度の4作合計収量は施肥量が慣行区(燐硝安加里)と同じ場合には同等の収量と品質が確保できた。2割減肥では17%、4割減肥においては32%の減収となった。減収割合は減肥率が多い区ほど作期が進むに従い大きくなった(図1)。
  2. 平成8年度3作目までの合計収量は燐硝安加里+被覆燐硝安加里(シグモイド100日タイプ)の組合せで慣行(燐硝安加里)以上の収量であった。この傾向は4作合計収量でも同様であった。2割減肥は減肥しない区と比べ3作、4作目の収量がやや減少し、全ての区で減収する傾向にあった(図2)。
  3. 窒素の利用率は、合計収量が慣行と同等又は上回った区では、慣行区と比べわずかながら高まった(表2)。
  4. 平成8年度の窒素利用率が低下した原因は、土壌消毒による地力チッソ無機化量の増加により無窒素区吸収量が増大したためと考えられた。
  5. 以上のことから被覆肥料を慣行と同量施用することで多作1回施肥が可能であり、また速効性肥料+被覆肥料の組み合わせでより安定した収量が確保された。このとき施肥窒素の利用率も向上した。
成果の活用面・留意点
  1. 土壌は表層腐植質黒ボク土、雨よけパイプハウスで適用。
  2. 本試験の慣行区施肥量は県耕種基準に準拠した。
図表1 215245-1.gif
図表2 215245-2.gif
図表3 215245-3.gif
図表4 215245-4.gif
カテゴリ 肥料 しゅんぎく 施肥 土壌消毒 品種 ほうれんそう

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