洪積土壌地帯の夏まきホウレンソウ栽培における初期管理技術

タイトル 洪積土壌地帯の夏まきホウレンソウ栽培における初期管理技術
担当機関 埼玉県園芸試験場
研究期間 1995~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 雨よけハウス内での夏まきホウレンソウ栽培においては、播種時に鎮圧を行ないまた、斉一な出芽を目的として強遮光(85%)資材を用いる場合には、子葉展開期に、土壌水分が多い状態で資材を除去するのが良い。
背景・ねらい 近年、入間洪積畑地域では雨よけハウス内での夏まきホウレンソウ栽培が導入されつつある。しかし、この作型の栽培管理技術は十分確立されておらず、生産は不安定である。そこで、この作型において特に重要なポイントの1つと考えられている生育初期の栽培管理方法について検討する。
成果の内容・特徴
  1. シードテープを浸水催芽処理して播種する際の鎮圧と直後のかん水については、播種直後のかん水の有無にかかわらず、手押式シードテープ播種機の鎮圧ローラーで、くぼみがつく程度に鎮圧を行うことにより、良好な生育が得られ、上位規格割合が多くなる(表1)。
  2. 85%の強遮光資材を播種時から用いた場合、子葉展開期が最適除去ステージで、この時に土壌水分を十分にしておくと、除去後の立枯株の発生を抑えることができる(表2及び表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 本技術は、洪積土壌地帯の雨よけハウス栽培に適用する。
  2. 作付前には必ず土壌消毒を行い、立枯病等の発生を防止する。
図表1 215325-1.gif
図表2 215325-2.gif
図表3 215325-3.gif
カテゴリ 管理技術 栽培技術 立枯病 土壌消毒 播種 ほうれんそう

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