アジサイの矮化に有効な薬剤の種類と濃度

タイトル アジサイの矮化に有効な薬剤の種類と濃度
担当機関 群馬県園芸試験場
研究期間 1996~1997
研究担当者
発行年度 1996
要約 アジサイの鉢物栽培において、実用性の認められた矮化剤はダミノジット8,000~4,000PPmである。ウニコナゾール及びパクロブトラゾールでは矮化効果のある濃度で散布した場合、葉や花に障害が観察された。
背景・ねらい アジサイの鉢物栽培において、草姿改善のために矮化剤が使用されている。しかし、矮化剤の使用規制が進む一方、不適正薬剤の使用及び不適切な濃度での散布による商品性の劣化が問題となっており、生産現場から実用性の高い矮化剤を求める要望がある。そこで、矮化剤の種類と濃度がアジサイの生育・開花に及ぼす影響について検討した。
成果の内容・特徴
  1. ダミノジッド8,000ppm、4,000ppmでは草姿のバランスもよく、薬害が認められず効果が高い。(表1)
  2. パクロブトラゾール200ppm,100ppmでは、花房が小さくなる、花房が硬くなる、葉が萎縮する等の障害が発生した。また、50ppmでも葉の萎縮がみられた。(表1)3.ウニコナゾール、パクロブトラゾール・メフルイジドでは、葉に萎縮、硬化等の薬害が発生し実用性はないと思われた。
  3. 4月上旬咲き促成栽培の開花状況では、ダミノジッドは正常開花し、葉の萎縮も見られなかった。それ以外の矮化剤では花房、葉に薬害が発生し、品質低下がみられた。(表1)
成果の活用面・留意点 ダミノジッドはアジサイの矮化剤としては未登録である。
図表1 215350-1.gif
カテゴリ あじさい 薬剤

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